信頼コストを見積もってみる
毎朝平日7時更新するブログ。今日のテーマは「信頼コスト」。今朝の漫画は「ファイアパンチ」です。
普段気づかない信頼コスト
信頼コストと言う言葉があるかわかりませんが、何かを売買する時に信頼コストが存在ていると思います。
信頼コストを簡単に言えば、取引相手をどれくらい信頼できるかと言うことです。
私が最初にこの信頼コストの存在を強烈に体験したのは、インドに一人旅した時です。
もう10年ほど前なので今はわかりませんが、当時のインドでは、観光客は何でもかんでも騙そうとしてくる商人が多かったのです。
例えば、水を買って、お釣りをもらう場合、売店の店員がかなりの頻度でお釣りを少なく渡してきました。なので、その場でお釣りの金額が間違いないか入念にチェックする必要があります。
また、移動するためタクシーに乗ると、最初に交渉した金額より高い値段を請求してくるので、その都度ほぼ喧嘩レベルの交渉をする必要がありました。この交渉が面倒で他の日本人で払っちゃう人がいたのでしょう。相手はそれを期待して粘りに粘るのです。
これが本当にめんどくさかったです。
法律や治安、倫理観とは、実はこう言った信頼コスト下げてくれる社会インフラなのだなと知りました。
最近はメリカリでそう言った信頼コストに関する面倒なトラブルが起きる場合があるそうですが(私は遭遇したことはない)、逆にそのような体験した人はメルカリではなく廃品回収やブックオフを利用するようになるそうです。つまり信頼コストは数千、数万円くらいの価値があると言うことだと思います。
何が言いたいかというと、この信頼コストを維持するにはあらゆる整備が整うだけの経済力や国民の学力が必要になります。日本は貧しくなっても良いじゃないか?と言うような主張をする人がいますが、それだと今の日本の姿は保てないぞ。と言う話です。
今朝の漫画「ファイアパンチ」
今朝の漫画は「ファイアパンチ」です
この漫画は、何が何でも、第一話が究極レベルの傑作です。
この第一話を読むだけでも価値があります。個人的に、日本の漫画の第一話たちの中でも10本の指に入ると思っています。
当時、ジャンプコミックスのネット版「ジャンプ+」にファイアパンチの第一話が登場した時、激震が走りました。
何だこの漫画のインパクトは!!と言う感じだったのです。
藤本タツキさんは、今はチェンソーマンを連載して人気ですね。
ちなみに、この漫画家さんの担当である編集者の林士平(りんしへい)さんが天才漫画編集者のようで、それはもうホームラン級のヒット漫画の担当を連発しています。
合わせてチェックすると良いと思います。