ヘッドレスCMSの『microCMS(マイクロCMS)』を使ってみた感想
ヘッドレスCMSの『micro CMS』を自分のサービスに使ってみた感想を記事にしました。
ヘッドレスCMSとは?
そもそもmicroCMSの話の前に、CMSの説明とヘッドレスCMSについての説明が必要な方がいると思うので少しCMSとヘッドレスCMSについて説明します。
CMSとは、「コンテンツ・マネジメント・システム」の略です。
名前の通り、サイトのコンテンツを簡単に管理、投稿できるシステムのことを言います。
有名なCMSはWordPress(ワードプレス)です。
WordPressは、基本的にはコードを書かなくても画像を貼りつけたり、記事を書いたりできます。
ヘッドレスCMSは、コンテンツは管理しますが、コンテンツを表示する画面が備わっていないCMSのことを指します。
コンテンツはあるのに表示機能はない。一見すると、なぜこんな機能が必要なのか不思議に思われるかもしれません。
なぜヘッドレスCMSが存在するかと言うと、ブログやメディアサイトのような記事自体がコンテンツの場合は普通のCMSが便利ですが、例えばユーザーが何かコンテンツを投稿して遊ぶようなウェブサービスの場合は基本的にはCMS機能は必要ありません。
ただ、お知らせ機能など、ピンポイントにCMS的な機能が欲しいシチュエーションが存在するのです。
そのような場合は、ヘッドレスCMSで、必要な箇所だけこちらで表示させる設定を行う方が便利です。
micro CMSとは?
micro CMS(マイクロCMS)は、日本国内で運営されているヘッドレスCMSです。
microCMSはAPIベースのヘッドレスCMSです。管理画面で入稿したデータをAPIから直接取得することができます。
APIベースでデータを取得することができます。
現在、プランは3つあります。
フリープランは以下のようになっています。
- データ転送量100GB/月
- メンバー数2人
- APIリクエスト数無制限
- ストレージ容量無制限
- コンテンツ数無制限
私はフリープランを選択しました。
メモや日記ついでに英語学習で利用
今回microCMSを利用したのは、『メモや日記ついでに英語学習(以下メモ英)』の「お知らせ」と「マガジン」の機能に利用しました。
メモ英はメモや日記ついでに英語翻訳して自分だけの英語の例文集を作成することができるWebサービスです。
紹介記事がバズったこともあり、ソーシャルでの流入によりユーザー数やPV数は順調に伸びている状況です。
ただ、Google検索でのアクセスはまだごくわずかです。
そんな中、Twitterでアドバイスをいただき、英語の例文集など記事を増やすことで対策する方法を教えていただきました。
メモ英は、自分だけのオリジナルの英語の例文集を作るというサービスの特性上、コンテンツは作ったユーザーだけにしか見れない状態になっています。
今のままではネット上にコンテンツが積み上がることはありません。
そこで、運営者である私が「メモ英マガジン」と言う形で役に立ちそうな情報を発信することにしました。
ヘッドレスCMSなら一部分だけCMSとして管理することができる
microCMSの売りとして紹介されているように、ヘッドレスCMSなら自分のWebサービスの一部だけをCMSのように扱うことができます。
メモ英では、「マガジン」のページと「お知らせ」のページを作成し、その部分とmicro CMSを連携させました。
「お知らせ」や「マガジン」のためだけにデータベースを作ったり、静的にページを作るのは面倒ですし実用的ではないため、micro CMSにコンテンツを投稿しておき、必要なデータだけAPIで取得して表示できるのが便利でした。
使った感想として、登録は簡単だし日本語で案内なのでほぼ迷うことはありませんでした。
実装についてはこちらの記事が参考にさせていただきました。
まだ新しいサービスですので、機能は絞られた状態ですが、「お知らせ」やシンプルな「ブログ記事」のような内容なら十分だと思います。
管理画面も綺麗で、シンプルな構成で自分好みでした。
ヘッドレスCMSを使うか考えている人は、ぜひ検討に入れたいサービスだと思います。
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