かとのぼのマイコード・マイライフ

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強制的に人から薦められる本ほど苦痛なものはない

読書の価値 (NHK出版新書 547)

自分の興奮を伝えずに人に本を薦めるのは危険

私は、人から本を半ば強制的に薦められるのが大嫌いです。

「されて嫌なことトップ5」に入ります。

もう少し具体的に言うと、本だけいきなり渡されたり、上司のような立場の人から、この本は勉強になるから読みなさい。みたいな読書の薦められ方が大嫌いです。

逆に、飲み屋とか会話の中でふと聞く最近読んだ面白かった本の話や、誰かのブログでの書評は大好きです。

相手が「この本すごい良かった!楽しかった!」とか熱を込めて話してくれる本の話と、「これは勉強になる。ためになる。だから君も読むべきだ」みたいな発想の人が薦める本の話には雲泥の差があります。

さらには、半ば強制的に本を押し付ける人に限って読書量が少なかったりするから、ただ今流行っている本を偶然読んで、賢くなった気になって、その魅力を相手に伝えようともしないで、ただ本だけ読めと薦めてきます。

あれは最悪です。

部下を持つ人は気をつけよう

読書って、本当はかなり特殊な行為で、いろんな条件を満たして初めて楽しめるものだと思います。

 

だから本来、人に何か本を薦めるときは慎重になった方が良いと思います。

部下を持った人などは特に注意してください。

良かれと思って薦めていても、相手にとって迷惑なだけで、全然伝わってない可能性がありますよ。

もし部下に何か本を読ませたいなら、その本を読んだ時に自分が感じた熱を伝えるしかないはずです。

私も、どんなに歳を取ろうと、この気持ちは絶対に忘れずにいようと思います。

終わり。

読書の価値 (NHK出版新書 547)

読書の価値 (NHK出版新書 547)

  • 作者:森 博嗣
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2018/04/06
  • メディア: 新書