かとのぼのマイコード・マイライフ

個人開発者かとのぼのプログラミングと雑談のブログです。たまに読書と銭湯も

昔の芸能人の浮気って世間ではどんな扱いだったのか?昔の週刊誌を読んでみた結果

今回は、芸能人の浮気が発覚したときに、こんなに謝罪会見開いてたっけ?って話と、昔の芸能人の浮気に対する世間の感覚の話です。

 

最近浮気の謝罪会見しすぎな気がする

芸能人の浮気の謝罪会見、最近多いですよね。

 

それでふと、そういえば昔ってどうだったんだろう?と疑問に思ったので、昔の週刊誌の記事から、過去の芸能人の浮気はどんな扱われ方をしたのかを簡単に調べてみました。というのも、これだけ世間が謝罪を求めるようになったのって、最近のような気がしたからです。

 

今回は、別件で国会図書館に行く用事があったので、そのついでに過去の週刊誌のアーカイブを閲覧して、印象に残る記事をチョイスしました。アーカイブは2009年までしかなかったので、2010年以降の話はわかりません。

 

調べたら、思いがけず、すごい時代だなぁと感じる面白い結果になりました。

(この記事は個人的なリサーチなのと、資料が週刊誌なので、その当時の雰囲気と違う部分もあるかもしれません。また、当時の週刊誌には芸能人の名前やことの詳細も載っていますが、この記事ではいらない部分なので、載せません。)

 

1980年代:浮気は男の甲斐性/不倫の恋に勝利

浮気は男の甲斐性

1982年にとある女優が、夫の浮気が原因で離婚をし、その会見をしています。相当な大物女優だったようで、様々な週刊誌で取り上げられていました。

ここで驚いたのが、とある週刊誌で、こんな締めの文章が掲載されていたことです。

最近ますます、浮気は男の甲斐性とは言えない時代になっているのは確かなようで、読者諸兄も、くれぐれもご用心、ご用心。

これはびっくりしました。こんな記事書いたら、今なら炎上につぐ炎上でしょうけど、当時はこういった感覚だったんですね。まさにしょうもない男性社会です。

 

さらに驚いたの以下の話です。

不倫の恋に勝利

この記事は、ある有名な女性が、妻子ある男性に恋をし、最後には奪い取ってゴールインしたという内容でした。しかしその評価が驚いたことに肯定的だったのです。

妻子ある男性との恋に、さすがの才女も、ひたすら悩み、迷い続けた。が、いま、彼女は、しっかりと大きな愛を実らせた。

どうですか?不倫の末の略奪愛なのに、めちゃくちゃ歓迎ムードなんですよね。

二人の愛は本物だった!という感じです。

 

これも、今なら大バッシングですよね。結婚している男性を奪うなんて…となりますが、昔は、愛し合ってるなら良いじゃないか。というおおらかな雰囲気が感じられました。

 

ちなみに、1980年当時も会見自体はやっていたようです。ただ、浮気に関しては社会的に相当甘い感じがしました。

 

1990年代:奥さんはどんな制裁を加えるのか

1990年代は、不倫は文化発言などもあり、少し浮気に関して厳しくなってきている感じがしました。

ただ、読んでいて感じたのは、浮気、不倫は男性でイケメンなら仕方がない、問題は奥さんがどうやって手綱を握るか?とか、浮気に対して奥さんはどんな制裁を加えるのか?と言った記事で、「浮気不倫は家庭の問題」いう感覚のようでした。

 

2000年代前半:まだ浮気、不倫は家族間の問題という感じ

とある恐妻家の芸能人が浮気で、車でごにょごにょしているのを浮気していた女性のリークですっぱ抜かれた記事でした。

車でっていうのがまさに今話題のあの話と同じで、歴史は繰り返すなぁとしみじみしました。

ここでも、

〇〇(浮気相手の女性)さんの告白とこのツーショット写真をみて、果たして〇〇(奥さん)はどんな「鉄槌」を下すのだろうか。

 と書かれていて、浮気は家庭の問題で、「裁きを下すのは奥さん」という内容でした。

 

 

世間への謝罪は芸能人が身近な存在になったあたりから?

ということで、2000年代前半もまだ浮気は家庭の問題という認識だったように思われます。

残念ながら国会図書館の電子アーカイブにこれ以降の情報がなかったので、いつ、世間にもきっちり謝罪をしないと許さない。という風潮になったのか、そのきっかけを探すことはできませんでした。

ただ、個人的には、会いに行けるアイドルとか、そんな感じで芸能人が身近になったあたりからじゃないかと思っています。

昔の「芸能人は浮世離れした人達」という認識から、現在の「芸能人は身近な存在」という意識の変化が、「自分たちにもちゃんと謝罪をするべきだ」という要求になったのではないでしょうか?つまり、世間への謝罪は、それだけ芸能人が身近な存在になった結果かもしれません。

 

...最後に余談ですが、1980年代の週刊誌の広告を見ていて、本当にバブル当時は凄かったんだなぁと感心したのが、大学生が合コンをしにグアムに行くという広告を見たときです。合コンしにグアムに行くって、今の私には発想すらできなかったのでその当時の想像力に脱帽しました。

 

終わり。