ウーバーイーツ生態系と最適化する業者
ウーバーイーツ生態系と最適化する業者
先日、伊集院光さんの深夜ラジオ「伊集院光の深夜の馬鹿力」で面白い話がありました。
ウーバーイーツに関する話です。
若手のお笑い芸人は、ウーバーイーツの配達員のバイトをやっている人が多くいるらしく、伊集院さんの後輩芸人でも、かなりヘビーにウーバーイーツの宅配員をやっている人がいるそうです。
そして、面白い話はその若手芸人の宅配あるあるです。
そもそも、ウーバーイーツは、スマホアプリで色々なお店の料理を自宅や職場まで宅配してくれるデリバリーサービスです。そして、注文された料理を宅配する人たちがウーバーイーツの配達員です。
伊集院さんの話によると、ウーバーイーツで、若手芸人がお店に料理を受け取りに行こうとすると、その指定された場所は商業ビルの一角。
お店の紹介サイトでは、「こだわりのA5ランク牛の御前」などと言う高級店のような装いなのに、受け取りに行く場所はなぜかビルの一室で、そこに行くと料理を渡されるそうです。
驚くべきは、全く違うお店の料理の受け取りでも、同じビルに受け取りに行くのだそうです。
つまり、ウーバーイーツのお店の紹介サイトではどこかの名店や老舗のような雰囲気を出しながら、本当はどっかのビルの一室で、ウーバーイーツようにお弁当を作っている業者がいると言うことです。
お客さんは、上辺のお洒落なサイトを見て、どこかの有名店の料理を選んだつもりなのに、実際はどこぞのお弁当業者のお弁当を頼んでいる。と言う恐ろしいカラクリになっています。
これを聞いて、本当にすごいなぁと思いました。
この、「サイトは有名店風のお弁当業者」は、ウーバーイーツと言うエコシステム(周辺ビジネス)に最適化されたカタチになっています。
イメージの付加価値もついているわけですし、ウーバーイーツのヘビーユーザーが裏どりをする可能性は低いですから、お客さんは知らないままです。
この話を聞いて、こうやってビジネスが生まれるのだなぁと感心しました。
そして、ウーバーイーツを頼む時は自分も気をつけようと思いました。
終わり。