かとのぼのマイコード・マイライフ

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ハッピーを追求する人たちと任天堂【「ついやってしまう」体験のつくりかた】【岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた】

「ついやってしまう」体験のつくりかた 人を動かす「直感・驚き・物語」のしくみ

先日、2冊の本を読みました。

それが「『ついやってしまう』体験のつくりかた」と、「岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた」2冊です。 

「ついやってしまう」体験のつくりかた 人を動かす「直感・驚き・物語」のしくみ

岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。

今回読んだのは、二冊とも任天堂が関係しています。

先によんだ「ついやってしまう」の方は、任天堂の企画担当者の方の本。

後に読んだ「岩田さん」は、任天堂の社長だった人です。

人をハッピーにすることに全力を尽くす

ゲームで人を喜ばせるということにここまで真剣に、科学的にアプローチするのか!と驚きました。

2冊とも内容は違う本ですが、根幹にあるのは、どうやって人にサプライズを与えたり、喜んでもらえるのか?そのためにどうやってアプローチするのが正しいのかを突き詰める姿勢が伝わります。

「ついやってしまう」体験をどこまで科学的にアプローチできるか

「ついやってしまう」では、人の心理や体験を分解し、人がどんな時に面白いと感じるのか?どうすれば「ついやってしまう」体験を生み出せるのかを考えます。

マリオでデザイナーがなぜ世界で一番売れ、もっともユーザーに伝えたかったとは何か?など、具体的な話が面白いです。

中でも面白かったのは、ゲームを通して人は成長したいという衝動を叶えているということと、それを実感するためにゲームが巧みに組まれているという話でした。

岩田さんの人柄や信念にフォーカスした本

「岩田さん」は、元の任天堂の社長であり、天才プログラマーと呼ばれた岩田聡さんの言葉を集めた本です。

私は、岩田さんをそこまで知らなくて、唯一、motherというゲームの立て直しを依頼された時の有名な言葉「もし今の直すなら二年、ゼロから作り直すなら半年」は知っていました。ただ、その言葉の感じから天才プログラマーで、高飛車な感じかと思ったいたら、そんなことはなくて、凄く人思いの優しい人だったことが本書で知りました。

人を喜ばせるのが一番の人で、それためにゲームとコンピューターを使う人だったのだと知りました。

どちらも素晴らしい本だと思います。

ゲームや個人開発をしている人はぜひ一度読んでほしいと思います。