個人開発はものすごく自由だ
Q.ある程度のレベルがないと発表してはいけない?A.そんなことないです。
初心者の時、何かを作って発表するのって恥ずかしいですよね?
初心者だと当たり前ですが、作った作品に拙い部分がたくさんあります。
それで、「こんなレベル低いのは出せないな…」と思って発表しない人が多くいます。日本人は特に多いのではないでしょうか。
けど、この判断って勝手に自分で設定している問題です。誰も「このレベルに到達していないから発表してはいけない」とは言っていません。
ですから、いわば自分で限界を作ってしまっている状態です。この限界はすぐにでも取っ払って欲しいと思います。
理由は、どんな上手い人でも最初は下手で、上手くなったの一番の理由は下手な時からどんどん挑戦し発表していたから。
多分、どんな分野でも成長する人と成長しない人の違いって紙一重で、初心者のうちから上手くなった時と同じ行動をとるってのは大きな要因なんじゃないかと思います。
世界を代表する企業は偉大になる前からすでに偉大であった
私が読んだ本に、「ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則」というビジネス本があります。
これは、世界で活躍する偉大な企業の成功要因を分析した本なんですが、この本の中でとりわけ私がショックを受けた成功企業に共通する成功要因がありました。
それが、「偉大な企業は、偉大になる前から偉大だった」というものです。
この言葉、ちょっと意味がわからないですよね。
どういうことかと言うと、世界を代表する大企業は、従業員が数人とかのうちに、偉大な大企業になった現在でもずっと使われるようなルールだったり管理体制の基礎を構築していた。と言うことです。
まぁ、だから世界的な企業になったんだろう。と当たり前な話のように思いますが、注意しておきたいのが、企業が成長するに従って徐々にちゃんとした企業になったのではなく、最初からちゃんと偉大な企業になる条件を満たして成長した。と言う点です。
つまり、
会社の成長→偉大な企業
ではなく
偉大な企業→会社の成長
と言う順番だと言うことです。
これを、個人開発の成長する人に当てはめると、
「初心者だったり下手な時から凄い開発者と同じ行動をする」
となります。
じゃあ上手い人が何をしているかと言うと、作品を作ったら当然発表をしていますよね。そしてフィードバックをさらに作品作りに生かす。と言うサイクルです。
だから、個人開発もとにかく作って完成したら、発表してしまう方がいいんです。
恥ずかしいのは最初だけ
実はこのマインドの基本は、私が尊敬する個人開発者のホーリーさんから学びました。
この方は個人でずっとゲームアプリやツールアプリを作っているんですが、私がホーリーさんを知ったのは「個人 アプリ 開発」とかで検索して出てきたブログでした。
ホーリーさんは、ブログのなかで、とりあえずどんなレベルでもいいから完成させてリリースしよう!と言う内容を何度も書かれていました。
それで、記事を読んでいくうちに「どんな形であれ自分も発表しよう!」と勇気をもらえました。
個人開発で、全てのカタチを整えようと思ったら大変です。
だって一つのアプリを作るのに、企画、設計、コーディング、デザイン、宣伝、保守の全てをやらないといけないんですから。
イラストを外部に頼むならお金がかかります。
だから、自分のできる範囲で頑張ったらとにかく発表してしまう。
そうすると、最初は恥ずかしかったとしても気がつけば一切恥ずかしい気持ちなんて起こりません。
むしろ、自分自身が自分の努力を知っていますし、よく最後まで到達したなと誇らしい気持ちになります。
だから、ぜひ個人開発に躊躇している人は、その恥の気持ちをどっかにぶん投げて個人開発に挑戦して欲しいと思います。
個人開発を始めるために必要な知識は以下の記事に書いてありますから、参考にして下さい。
そう言う自分はというと…
ちゃんとしたアプリも作れるようになってきています。
けど、最近作ったスマホアプリはこんなですw
みなさん、自信を持ってどんどん挑戦して、発表しましょう!
恥ずかしくない!
終わり。