アプリケーションの意味【プログラミング初心者の前提知識】
プログラミング初心者は「アプリ」と言えばスマホゲームなどを想像する場合が多いでしょう。
しかし、プログラミングを学習すると「アプリケーション」がもっと用途が広く使われていて「自分の知ってるアプリの意味と違うぞ」と混乱することがあるかもしれません。
この記事ではプログラミング初心者向けに「アプリケーション」の用語説明をします。
アプリケーション(application)とは
結論から述べると、プログラミング関係で使う「アプリケーション(アプリ)」は、「アプリケーション・プログラム(もしくはアプリーケーション・ソフトウェア)」の略で、ある特定の目的で組まれたプログラムのことを指します。
つまり、私たちが何かWebサービスを開発しようと思った時、それは何かの目的のため作りますので、大体は「アプリケーション(アプリ)」だということです。
ある特定の目的のプログラム=コンピュータの「応用」
アプリケーション(application)は日本語訳で「応用」です。
アプリケーション・プログラムはその言葉の通り、コンピュータを「応用」して特定の機能を持たせたプログラムです。
具体的には、例えば「電卓アプリ」を想像してみます。
電卓アプリってありますよね。パソコンに電卓の画面のようなものが表示されて、数字を入力すると足し算とか引き算とかをしてくれます。
つまり「電卓アプリ」は、パソコンやスマホが備え持つ計算能力を利用し電卓機能を持たせたアプリケーション・プログラム(アプリ)です。
このように、何かの目的に作るプログラムは全て「アプリケーション」です。
これで、プログラミングの世界では「アプリケーション(アプリ)」はかなり幅広い用途で使われている理由がお分りいただけたと思います。
説明はこれだけなんですが、今回説明したプログラミングで使われる「アプリケーション(アプリ)」の大まかなイメージがないと、技術書やプログラミングを学習するときに少し混乱しますので知っておいてください。
おまけ:アプリケーションの大まかな種類や知識
プログラミング初心者はここまでの概念の理解で困ることはないと思いますが、おまけとしてもう少しアプリケーションの周辺知識も紹介します。
システムプログラム
先ほどの例に出した「電卓アプリ」ですが、その計算能力を提供する基礎となるプログラムが存在します。そういったいわばインフラの役割を担うプログラムを「システムプログラム」と呼びます。
モバイル・アプリケーション
私たちが一般的に思い浮かべる「アプリ」はこの「モバイル・アプリケーション」だと思います。
モバイルアプリケーション(英語: mobile app)とはスマートフォン、タブレットコンピュータ、その他携帯端末で動作するように設計されたコンピュータプログラム。 「携帯アプリ」「スマホアプリ」あるいは単に「アプリ」と略されることも多い。
おまけのおまけ:アプリケーション・レイヤー(アプリケーション層)
もしかすると「アプリケーション・レイヤー」という単語を聞くことがあるかもしれません。
「アプリ開発の何かの知識かな?」と思いますが、アプリケーション・レイヤーは若干意味合いが異なります。
アプリケーション・レイヤーは、ネットワークに関する用語です。
https://wa3.i-3-i.info/word11094.html
ネットワークの通信に関する用語であり、よく聞くためにここでも紹介しておきますが、通信機能の領域ですのでまた少し違う意味と内容だと思っておいてください。
以下の本が通信に関する基本が分りやすいです。