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ふろむだの「人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている」【書評】

人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

ふろむだの「人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている」を友人に勧められたので読んでみました。  

 ふろむだ氏の提唱する「勘違いさせる力」とは? 

人生ってのはこんなにも不公平にできていたのか!いや、この「勘違いさせる力」を知らない人間が損をしていたのかと分からせてくれる本です。

この本が主張する「勘違いさせる力」とは、自分の実力以上の能力があるように相手に勘違いさせようというものです。本書ではその幻想を資産と捉え「錯覚資産」と読んでいます。

錯覚資産はずるい

社会に出ると、実力がある人が素直に評価される事ばかりではない事がわかります。むしろ、どうしてこの人がこんなに評価させるのだろう?と思うような人がどんどん出世する事が多くあります。

この現象には、実は隠れた「錯覚資産」の存在があります。

その隠れて存在している「錯覚資産」の正体と、その存在を明らかにし、それをうまく利用することで社会で成功するためのノウハウを本書では伝授しています。

自分より実力が劣り調子が良いだけの同僚がどんどん自分をおいて出世をして行ったり、イケメンが顔が良いことによって美味しい思いをしている理由などがこの本でわかります。

この隠された社会の仕組みを知らなかった人は、最初は腹が立つかもしれません。それぐらいショッキングな事実だからです。

だから錯覚資産を知ることと、利用する事が大事

しかし、あなたはこの本を読めば魔法の使い方を身につけられます。この魔法を悪用するのも、全く背を向け生きるのもあなた次第という訳です。

本の内容は非常に興味深く、内容も簡潔なので、私は1時間程度で読んでしまいました。心理学や行動経済学に興味がある人はとても興味深い内容となっています。

文章も読みやすく面白いので、読んで損はないと思います。興味を持った方はぜひ読んで見て欲しいと思います。

  人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている