「日本ゲーム産業史」【書評】
最近読んでかなり面白かった本です。
日本ゲームの歴史を作ったグレートカンパニーたち
本書は、日本のゲームの歴史を、その歴史を支えた企業の軌跡を追いながら辿るもので、まさに日本ゲームに関する歴史の教科書のようなものです。
冒頭の導入部分にも書かれているように、
本書は、日本におけるコンピュータゲームの歴史を、ゲームメーカーや開発者の言葉や記録によって振り返り、次世代へ継承していきたいと考え企画された。
コンピュータゲームはアメリカが発祥だが、それを家庭用ゲーム機として売り出し、一大エンターテイメント産業にまで成長させたのは日本である。そして、その原動力となったのは、日本人ならではの創造性や職人芸だ。
とあり、日本が世界をリードしてきた業界です。
その歴史は一言で言うと、濃いです。
ゲーム会社の創業者が独創的な発想を持っていたり武勇伝があったりして読んでいてワクワクします。
また、ゲームクリエイターの人たちも面白いもの作ってやるという純粋な熱い想いによって、数々のヒット作が産まれたのだとわかりました。
戦国バサラによって、歴女と言う歴史好き女子が生まれたり、ゲームによって新しい社会現象を作ったり、ゲームの力は大変大きいとわかりました。
ゲームが好きな人にはぜひオススメしたい内容です。