noteから個人のWebサービスへのアクセス数とユーザー登録数についての考察
noteに投稿した記事に大きな反響がありました
先日、私が作ったサービス「メモや日記ついでに英語学習」について書いたnoteの記事が多くの人に読んでいただきました。読んでいただいたみなさん、ありがとうございます。
<サービスはこちら>
<noteの記事はこちら>
はてなブックマークにも載りました。ホットエントリーまで行きました。
503件のブックマークが付いています。
また、Twitterでの投稿でも多くの反響をいただきました。
個人で作ったWebサービスを最初の100人に使ってもらうまで|かとのぼ #note https://t.co/7bvyVpm2lj
— かとのぼ (@katonobo1) November 19, 2019
こちらは、「45RT」「141イイネ」です。また、Twitterのインプレッションとエンゲージメントの詳細は以下のようになります。
今回、実はあえてWebサービスのリンクはnoteにしか貼っていません。
普段の平均アクセス数を除いたアクセス数がnote経由からのアクセスとなるようにしていました。
つまり、Twitterでもはてブでも、まずはnoteの記事へ行き、次にWebサービスに行くと言う導線になっています。
こうすれば、「メモや日記ついでの英語学習」のnoteでの宣伝効果をだいたい把握できると考えたからです。
noteからユーザーへの登録率は1%
アクセス数は載せないですが、noteから入って、実際にWebサービスのユーザー登録までしてもらえる率は1%程度でした。100人が読んだら、実際に1人は使ってくれたと言う計算です。
ちなみに具体的な動きとしては、noteを読んだ人の10%がWebサービスのサイトに訪問してくれ、さらに、そこからユーザー登録をしてくれる方は10%でした。
note(100人)→Webサービストップまで(10人)→ログイン認証完了まで(1人)
と言うことです。
関門があると、だいたい9割は離脱する
実は、サイト訪問→ユーザー登録の割合が10%という数字は、noteの読者以外でも傾向がありました。
Webサービスに訪れた新規訪問者の10%がユーザー登録までしてくれるというのは、「メモや日記ついでに英語学習」においては、ある程度当てにして良い数値のように感じています(もちろん、サービスの性質によってこの辺は変化する)。
また、記事から実際のサービスまで訪問してくれる率が10%と言うのも、他の宣伝方法でもある程度類似した傾向がありました。
つまり、URLの変遷や、ログイン認証など、「面倒だなと」と感じる関門が一つあると、90%は離脱してしまうと思って開発した方が良いように思いました。
関門ごとに大きな離脱を生むという点は、どのサービスでも同じなのではないでしょうか?
となると、宣伝費が企業に劣る個人開発では、かなりシビアに、ユーザーが面倒を感じる関門をなくすことが大事な要素だと思いました。
Twitter、はてブ、note自体の集客力についての考察
今回驚いたのは、note自体にかなり強力な集客力があると言うことです。
Twitterの拡散などもあり推測になりますが、今回の記事への集客力の割合は
note5割、はてブ3割、Twitter2割
くらいだと思います。
note自体まだ3記事しか書いたことがなくほとんど無名な状態で、これだけ注目されたのはビックリしました。
noteの導線で凄いうまいなぁと思ったのは、note自体の宣伝力に加えてTwitterでのシェアの推奨や、はてブにもしっかり載って宣伝できるってところ。
— かとのぼ (@katonobo1) November 20, 2019
スタート(投稿先)をnoteにするのが一番宣伝効率が良いことになるから、力ある書き手が参加するし、どんどんnoteらしくて良い記事が集まる。
要するに、アフィリエイトやアドセンス狙いの人以外は、noteに記事を書くのが一番効率が良い!と言うサイクルをnoteがうまく作っているのです。
さらに、他のSNSサービスよりアクセス数の持続効果が長いようです。
今回、noteはバズるとその持続期間が他のより段違いに長いことが分かった。
— かとのぼ (@katonobo1) November 20, 2019
肌感覚だけど、Twitterとはてブに比べて、半日〜1日くらい長い感じがした(と言うかまだ少し継続している)。
個人開発者はnoteの活用を検討した方がいい
今回、noteがどんどん強くなっている理由がわかった気がしました。
私もnoteを始めたのは随分遅かったですが、個人開発者は、noteでの投稿も活用した方が良いことがわかりました。
また、noteの性質上、拡散はされても炎上はしにくいので、Webサービスが良い印象で伝わる可能性が高いように思います(以前、はてなで拡散された「キモツイ」と言うサービスでは、自分の意図が伝わらず誤解され炎上しました…悲しい…)
個人開発はゲリラ戦
個人開発者のHirozさんのnoteに「個人開発者はゲリラ戦」とおっしゃっていたのが印象に残っています。
以下、特にグッときた文章の引用です。
良いプロダクトを作るのはもちろん大事ですが、サービスを成長させていくためには、それが良いものだと人に分かってもらい、サービスの趣旨に賛同して貰い、ファンになってもらう必要があります。
そのためには、プログラミングスキルやデザインスキルだけではなく、色んなスキルが必要になりますし、どんなスキルでも武器になります。
サービスをリリースするまでは、プログラミングスキルやデザインスキルの比重が高いですが、、リリースした後はその比重は下がってきます。
プレスリリースやブログで情報発信したり、コンテンツを増やすために関係者に営業をかけたり、イベント企画したり、SNSアカウント運用したり・・・。
個人開発は、ある種のゲリラ戦です。
なので、プログラミングやデザインスキルが人より劣っていても、今自分が持っている経験や知識を活かして、総合力で戦えば人に負けない価値のあるサービスを提供することができます。
私も、どんなにカッコ悪くても、あらゆる手を尽くして、自分の作ったサービスを多くの人に使ってもらいたいと思います。
終わり。