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自伝で過去の偉人と向き合う贅沢を味わおう【私が影響を受けた自伝本たち】

フランクリン自伝

自伝の本は、読書経験として良い影響を与えてくれる本が多いです。

自伝は、世界に影響を与えた人物が行動した結果とその過程がぎゅっと詰まったものなので、破天荒な人の自伝がつまらないわけがありません。

今回は個人的に大きな感銘を受けた本を、海外と国内とに分けていくつか紹介しようと思います。

オススメの自伝本海外編

 まずは海外の自伝本を紹介します。歴史問わず素晴らしい自伝が揃っているのが海外の特徴です。

フランクリン自伝

フランクリン自伝 (岩波文庫)

アメリカ建国の父、ベンジャミン・フランクリンの本です。実は大変勤勉であり、マルチな才能を持った人物で、どうやって彼が出世していったかが書かれています。素朴な文章ですがなぜかその語り口にどんどん引き込まれていく良書です。

読んでいて驚いたのが、雷が電気であることを発見し、避雷針を発明したのが彼だそうです。彼は嵐の中、凧を上げる実験を行って証明したとのことで、本当に多彩な人物だったのだなと感心しました。

古代への情熱

古代への情熱―シュリーマン自伝 (新潮文庫)

トロイ文明の遺跡を発見した、シュリーマンの自伝です。

子供の頃に聞いたトロヤ戦争を信じて、それを証明するために莫大な私費を投じてとうとう発見してしまう男性の話です。

まず彼がすごいのは、ビジネスを大成功させて、自分で発掘調査する財産を作ってしまったことです。まさに情熱です。

前半部分が特に面白くて、彼がどうやって財を成したり、様々な国の言語を身につけたか書かれており、その独特の学習法が興味深かかったです。

ビジネスフォーパンクス

ビジネス・フォー・パンクス

この本は最近の本です。

ブリュードックというクラフトビールの急成長した企業の社長の自伝です。

私が特に感銘を受けたのが、彼らのマーケティング手法です。とにかく人の心を動かすのが巧みで、人々の記憶に残るその斬新なアイデアに衝撃を受けました。

車に引かれたリスを剥製にして、その中にビールを入れた商品を作り、それが美術館に展示された話を読んだ時に、ちょっとわけがわからず混乱しました。

オススメの自伝本国内編

 日本にも素晴らしい自伝がたくさんあります。その中から4つご紹介します。

道をひらく

道をひらく

 パナソニック創業者、松下幸之助の本です。

日本的な経営の教科書的な位置付けです。この本を読むと、不思議とモチベーションが上がりますし、色々な方のレビューにもありますが、あらゆることの原点に立ち返るような気がします。一読の価値があると思います。

私の財産告白

私の財産告白 (実業之日本社文庫)

ちょっと他の紹介している本とタイプが違いますが、自分に大きな影響を与えた本です。この本は、資産運用で富を築いた人物の自伝本です。この本で、お金に対する姿勢を学びました。

すべてはいっぱいのコーヒーから

すべては一杯のコーヒーから (新潮文庫)

タリーズコーヒーを日本に持ち込んだ人の本です。その後、政治家になられたのでそれで知っている人もいるかもしれません。自分がタリーズのお店が好きなこともあって読んだんですが、こんな猪突猛進な人間がいるのかと驚きました。特に面白かったのが、このタリーズのビジネスの前に、コオロギのチョコを輸入して販売したという話でした。その話が衝撃的すぎてここに載せましたw

不恰好経営

不格好経営―チームDeNAの挑戦

DeNAの創業者の自伝本です。

この本は物語としてとても面白いです。創業当時のドタバタ劇が、リアルな描写で書かれており、読んでいて自分たちも追体験できているような面白さがあります。絶対死ぬほど大変だったはずなんですが、語り口調には不思議と悲壮感なく、ワクワク感が伝わってきて、筆者の人間的な魅力が滲み出ています。とにかく面白かったです。

 まとめ

以上が個人的に影響を受けた本です。本によって影響の受け方は様々ですが、記憶に残る本というのは、その本の素晴らしさもありますが自分が何か変化を求めていたり行き詰まっていることが多く、まさに読書とは出会いだなぁと思います。自伝本はそういった時に良い影響を与えてくれることが多いと思います。

皆さんもぜひ楽しい読書をしてください。

 

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